膝が曲がった状態と伸びた状態、どちらが楽に立てると思いますか?
もちろん、伸びた状態ですよね。膝を曲げた状態で過ごすと、筋肉がすぐに疲れてしまいます。身体にとって効率よく、楽に立つ・歩くためには、「膝がのびること」は重要なポイントとなります。
しかし、それを邪魔する筋肉として「ハムストリングス」が存在します。下肢に麻痺があり、かつ痙性が強い方は、こいつが結構硬くなりやすいのです。
そのため、ご自分で定期的にストレッチを行うことはとても大事です!
是非、参考にして行ってみてください♪
【方法①】座位で麻痺側の足を一歩前に出して行う

まずは、この方法から試してみましょう。
骨盤が後ろに傾いていたり、体幹が丸まっていると効果的ではありません。骨盤を起こし、体幹を前傾して、ハムストリングスをストレッチしていきましょう。
【方法②】麻痺側の足をベッドの上にのせる

体幹が安定していない人、ハムストリングスが硬い人は、この姿勢をとることが難しいです。可能な人は、挑戦してみましょう!
ご自分で足をあげられない場合は、ご家族様に協力してもらうといいですね。
この場合も、方法①と同じように骨盤を起こす、体幹を前傾することで、よりストレッチすることができます!
注意点
- 反動をつけて行わないこと
- 痛くない程度に留めること
反動をつけたり、痛いのを我慢して行うと、筋損傷につながる可能性もあります。ジワジワーっと伸ばし、「いた気持ちいい」程度を基準にするとよろしいかと思います♪
ストレッチの時間
20秒~30秒×3セット程度から開始しましょう。
効果を感じにくい場合は、ストレッチ時間を延ばすか、セット数を増やしてみましょう。
まとめ
ハムストリングスのストレッチ方法を紹介しました!
ご自分で可能であれば、挑戦してみましょう!姿勢をとることが難しい場合、伸びている感じがしない場合は、家族やセラピスト等に行ってもらう必要があるかもしれませんね。